ごめんね、のの

平成15年11月23日、外出から帰って来ると、ののはとても辛そうに呼吸しながら待っていてくれた。3週間ほど前に様子がおかしいのに気付いて、病院へ連れていくと肺に水が溜まっていて即入院。退院してきてからは抗生剤と利尿剤をイヤイヤしながらも飲んでがんばってくれていたんだけど、彼女の心臓は、もう限界だったみたい。薬を飲ませようとしても受け付けず、病院へ連れていく用意をしているうちに呼吸が出来なくなり、必死に心臓マッサージをしながら「がんばれ〜!」と、声をかけたけど、数回大きく息をしただけで、ついに目覚めてはくれなかった。 手の中で、次第に冷たくなっていくののに、「待っててくれて、ありがとね。」と、話しかけ、なかなかケージに戻すことができなかった。会社に居るおばあちゃんねこのオセロやマンションの下に遊びに来るにゃんこたちの世話で、十分に遊んであげられなかったのが悔やまれる。ごめんね、のの。それにしても1年ちょっとでのお別れは、短すぎる。まだまだかわいい写真を撮りたかったし、もっともっと美味しい物を食べさせてあげたかったし、ずっとずっと一緒にいたかったのに...。最後に、ののを見に来てくれた皆さん、ありがとうございました。ののはつやつやの毛並みのまま、旅立っていきました。